物販ビジネスで最高速度で売上を上げて成長していくために必要なものはなんでしょうか。
それは「資金」です。
かといってじゃあスタートから資金10億あったら、一気にくそ跳ねるのかというとそうでもありません。いきなり10億の在庫なんて買えませんからね。
ようは今ある資金をいかに効率よく回転させ、複利で殖やしていけるかがポイントになります。
考え方は投資とそう変わらないわけです。
安く買って高く売る、という点では投資といっしょですが、物販ビジネスでは再投資までのサイクルに制限があったり、売りたいときに全部売れなかったり、別の支払いがあったりと、違う点も多くあります。
その中で、特に気にしておくべき点3つを紹介したいと思います。株投資などと比較して考えてもらえるとわかりやすいかと。
1. ネット物販では資金回転サイクルを理解しろ
例えば株投資とかだと、とある株を指値で購入し、いいところで売却します。
出来高や取引数量にもよると思いますが、だいたいのタイミングで売り手、買い手は存在していると思います。
なので、すぐに買ってすぐに売ることもほぼ可能です。
ですが、ネット物販ではそうはいきません!
例えばサプライヤーから商品を仕入れますよね。今回はわかりやすく中国のサプライヤーにしましょう。
基本的な流れは、
- サプライヤーへ振込
- 商品の納品
- 商品の入庫
- 販売
- 商品の発送(顧客へ)
- 商品代金の入金
といった感じになるかと思います。
株の場合、
- 購入
- 売却
だけですよね。
つまり、手元のお金が商品になり、それを売却してまたお金にするまでのステップが長いのです。


ってまあこれについては長くなりそうなので、別の記事にしよう。
また、この1~6の期間については、仕入元の拠点や、販売プラットフォームによっても大きく変わってきますね。
仕入元が海外なのか、日本国内なのかで、納品までの期間は変わってきます。また、販売プラットフォームによって入金サイクルは異なります。
SHOPLIST唯一の欠点を上げるとするなら、売上入金サイクルだな。末締めの翌々月末払いは、売上あがってくるにつれてまあまあきついぜ。。
せめて翌月末払いにしてほしいところ。
その点、amazonは2週間サイクルってまあまあ神がかってるよな。まあでも実は最強はBUYMAだが。https://t.co/hnGnKvnQJz— EIKING (@eiking_asia) 2019年4月23日
SHOPLISTなんて2ヶ月遅れですからね。。
なので1~6の期間が大きくなればなるほど、投資効率は悪くなります。
1~6が1ヶ月サイクルで利益率10%と、1~6が3ヶ月サイクルで利益率30%は事実上同じですから。つまり、まずはこのサイクルを意識することです。
もちろんSKUによっても変わってきます。それに発注分全てが捌ける日はばらつきがあります。
在庫を回転させるために重要なポイントのひとつは、
・「お金→商品」に変えた日から「商品→お金」に変わった日までの期間
なんだが、これ1商品なら簡単だけど、なにがこれを複雑にさせるかというと、同一発注日の商品でも「商品→お金」になる日がばらつくことだ。
そこで必要になるのが在庫消化率。— EIKING (@eiking_asia) 2019年4月24日
2. 在庫消化率で資金回収の目安を出す
例えば4月に100万円分の仕入れをしました。
その100万円分の仕入れ在庫がいつ全部なくなるのかって把握しにくいですよね?
でもこれ把握しないと、再投資の目処立ちませんよね。
それに前述したとおり、100万円の仕入れで1ヶ月で全部履けて利益率10%だったら、月利10%です。
でもそれが3ヶ月かかって同じ利益率だったら月利3.33%しかないのです。
ここが実は落とし穴です。プレ値待って在庫寝かしてるとかいう人は理解したほうがいいと思います。
物販は利益率なんかより回転率です。いや、両方大事なんですけど、僕は回転率のほうが重要だと思ってます。なぜなら、回転率は時として利益率をカバーするからです。

で、在庫消化率っていうのは、4月に仕入れた100万円の在庫が5月にどれぐらい消化できるか、6月にどれぐらい消化できるかって話です。
例えば、わかりやすく、
- 1ヶ月後=50%
- 2ヶ月後=75%
- 3ヶ月後=100%
とします。
すると、1ヶ月後には100万在庫購入した半分は消化できてて、3ヶ月たてば全て消化できてるので全額再投資に回せるね!っていう感じです。
ですがネット物販ではここにも落とし穴があります。そう、それが入金サイクルです。
在庫消化率も出荷ベースでの把握は容易なので、発注日→出荷日の期間はまだ割り出すことはできる。
でも問題は、現金商売でない限り、出荷日にお金は入ってこない。すなわち「商品→お金」はまだ先になるってこと。
だから本来は在庫の回転サイクルは、発注日→入金日になる。
これはちょっとむずい。— EIKING (@eiking_asia) 2019年4月24日
3. 最終的にはキャッシュフローが全て
まあここまでなんだかんだ話してきましたが、結局はキャッシュフローが一番大事ということです。
「発注日→入金日」の把握が難しいのは、入金総額はわかってても、該当する入金において入ってくる売上商品すべての発注日を逆算するすべがあるのかという点だ。
これはプラットフォームによって入金関連のデータは違うので一概に言えないけど、まあまあな難易度Aである。— EIKING (@eiking_asia) 2019年4月24日
在庫消化率ってのは、出荷日(出庫)ベースでいうと把握しやすいんですけど、現金化ベースでいうとなかなかプラットフォーム毎にも入金サイクル違うし、入金してもその入金額と在庫の紐づけがなかなか把握が難しいです。
なのでどちらかというと、入金ベースでどれだけ再投資にぶん回せるかを見ていたほうが楽なのかもしれませんねw
最速という意味では、逆に言うと、プラットフォームから入金があったその日に次の在庫仕入れる!ってのが最速じゃないでしょうか?
まあとりあえずお金を回転させようぜ
難しいことを長々と並べてみましたが、ようはお金をぶん回そうぜって話です。
ここは株投資とはまた考え方は全然変わってきますね。株投資は取引回数が多ければいいってわけじゃないですからね。
そうなんです、物販ビジネスは利幅(利益率)なんかよりも取引回数(回転率)でどうにかなってしまうビジネスなわけです。なので割とアホでも稼げてしまう稀有なビジネスだと思ってます。
あとは、プラットフォームの場合は資金凍結リスクなども認識しておくことが必要ですね。
一瞬で死ねる可能性があるので。
こちらの記事も要チェックです。