ICOに参加する際など、取引所からETH送金できないので、
MyEtherWallet(MEW)から送金することも多いと思います。
でもその場合って、だいたいイーサリアム(ETH)の送金ですよね。
じゃあ逆にERC20トークンをMEWで受け取った後に、
そのERC20を別のウォレットに送金するとき、
もしくは取引所に送金するときってどうすんの?
ってなる人も多いのではないでしょうか。
でも実はMEWを使うならそのへんもめっちゃ簡単です。
Gas Limitなども、MEWがトークンに合わせて勝手に調整してくれますので。
コンテンツ
ERC20トークンの基本的な送金の流れ
基本的な流れはETHの送金と同じです。
送金先アドレスもETHアドレスだし、
送金操作自体も、ETH同様、「Send Ether & Tokens」から行います。
逆に何を気をつけろというのだ?
と言われたら別になにもないレベルに簡単です。
ただ、送金前の設定が若干わかりづらくて、
そもそも送金の際に通貨を選択するんですが、
そこで送金したいトークンが表示されないときに、軽く設定が必要です。
送金したいERC20トークンを表示させる
まず、当たり前ですがMEWにログインします。
推奨されるログイン方法を使用しましょう。
「Send Ether & Tokens」タブからログインします。

ウォレットにログインできると、サイドバーに、
「Token Balances」ってありますよね。
そこに保有してるERC20トークンが、残高とともに表示されてるのであればOKです。
設定の必要はありません。
残高はあるはずのにトークンが表示されてない場合
そこのオレンジの「Show All Tokens」をクリックします。

下にERC20トークンの一覧が表示されるので、
自分が保有してる通貨シンボルの「Click to Load」をクリックします。

すると残高が表示されるはずです。
トークン一覧にすら通貨シンボルがない場合
心配する必要はありません。

「Add Custom Token」をクリックします。

下記のようなフォームが出現しますので、そのトークンの必要情報を入力すれば一覧に追加可能です。

Contract AddressやToken Symbol、Decimalsなどについては、こちらの記事がよく読まれてますのでご参考にどうぞ。
新しいトークンだと、この方法のほうがいいかもしれませんね。
ERC20トークンの送金を行う
上記のパターンどれかには当てはまってると思うので、
そうなるともう、送金自体は簡単です。
ETHと同じですからね。
同じ、「Send Ether & Tokens」から行います。

- 送金先イーサリアムアドレス
- 送金したいトークンの数量
- 送金したいトークンのシンボル
- 「Generate Transaction」クリック
です。
ちなみに、Gas Limitについては調整不要です。
MEWがトークンに合わせて自動で調整してくれます。
知識がある場合は、Gas LimitやGas Priceなどをいじってもいいと思いますが、
まあわかんないひとは両方ともデフォでOKです。
そのかわりトランザクションの混み具合によっては時間掛かる可能性があるので、
時間には余裕を持って送金しましょう。
Gas Limit, Gas Price, Nonceについてはこちらの記事でまとめてます。
トランザクションが生成されるので、次に送信処理を実行します。
「Send Transaction」をクリック。

すると下記のような最終確認が入ります。

問題なければ「Yes, I am sure! Make transaction」をクリックします。
ですが、赤矢印のアドレスは実際の送金先アドレスです。このアドレスが間違いないかはよく確認してください!
送金処理が成功すると、緑帯が出現します。
あとは、受け取り側のアドレスをEtherscanなどで確認して着金確認を行います。

Metamaskでログインしている場合
Metamaskでログインしてる場合、
この「Yes, I am sure! Make transaction」をクリックした段階でキツネ様が召喚されます。(ポップアップ)

トークン送金に失敗してしまう場合
燃料(ETH)が不足している可能性があります。
ERC20トークンの送金には、燃料としてETHが必要です。
ETHが足りない場合は、まず送金元のアドレスに一部ETHを送金します。
ちなみにこれらはトークンにもよって異なりますが、
上記のMetamaskのスクショ見てもらうと分かる通り、
そう高いものではありません。
ウォレットの使い方は慣れておくと安心
こういった作業もそうなんですけど、
ウォレットの操作自体は一通り慣れておいたほうが良いと思います。
少額でいいので、
どんどんこういった送金処理などの場数を踏んでおきましょう。
そうすると、いざというとき焦ることもなくなります。
数百万円分の送金詰まりが起きても、

ってぐらい強気になれますので。
これこそブロックチェーンならではですね。
さあ送金の方法がこれでわかったと思うので、
MEWで作成したウォレットに資産を保管してるのであれば、
Metamaskにインポートするか、ハードウェアウォレットに移しといたほうが安全です。
うちでもTREZOR扱ってますので、ぜひご購入お待ちしていまっせ。