shopifyでは集客を自分たちで行うため、FacebookやInstagramなど、SNS広告を利用して集客を行う方も多いでしょう。
というか特に初動は、このFacebookなどのSNS広告を活用しないと加速できません。よっぽど何か特別な集客力がない限り、ほとんどの方が利用することになるでしょう。
でもいざ、これまでamazonや楽天などのモールでしか販売してなかった人たちからすると、ちょっと疑問に思うこともあると思います。

と。
そこで今回は、これまで数十社のクライアントさまのshopifyサイトを構築し、Facebookとの連携をおこなってきた僕が、shopifyを使ってFacebookに広告を配信するための設定を全て解説していきます。
この記事を読むことで、shopifyとFacebookを連携して、shopifyで販売している商品のカタログを利用したFacebook広告の配信ができるようになります。
コンテンツ
shopifyアプリ「Facebook Marketing」の設定
shopifyサイトをFacebook広告で集客するためには、shopifyアプリを利用します。いろいろアプリありますが、shopify純正アプリである「Facebook Marketing」で十分です。
このshopifyアプリ「Facebook Marketing」を使って、shopifyの商品データをFaebookカタログと連携し、広告のクリエイティブとして商品画像やタイトルを利用することができるようになります。
ここから、そのためのすべての設定について解説します。
Facebook Marketingアプリをインストール
まずはshopifyアプリストアにて、Facebook Marketingアプリをインストールします。
「Add app」ボタンをクリックします。

画面が切り替わるので、「アプリをインストール」ボタンをクリックしてインストール完了です。

各Facebookアカウントの連携
次にFacebook Marketingアプリの設定画面になります。ここで、下記Facebook関連のアセットと連携する必要があります。
- Facebookアカウント
- Facebookページ
- 広告アカウント
- ピクセル
- ビジネスマネージャ
ページを見失った方は、アプリ管理 > Facebook Marketing から設定画面へ移動できます。

まず「アカウントを連携する」ボタンから、個人のFacebookアカウントと連携をします。

ポップアップが表示されるので、Facebookにログインします。

付与する権限を確認した上で、「OK」ボタンをクリックします。これで個人Facebookアカウントとの連携が完了です。

個人のFacebookアカウントと連携したら、管理者となっているFacebookページの一覧が下に表示されます。連携したいFacebookページの「連携する」ボタンをクリックして連携します。

その下に、管理者となっているFacebook広告アカウント一覧が表示されます。連携したい広告アカウントの「連携する」ボタンをクリックして連携します。

広告アカウントの「連携する」ボタンをクリックすると下記2つの利用規約が表示されます。
- カスタムオーディエンスの利用規約
- Facebookビジネスツールの利用規約
それぞれ規約を確認するために、「利用規約を表示して承諾する」をクリックして利用規約を表示します。

それぞれ利用規約を確認し、「Accept」ボタンをクリックします。


元のFacebook Marketingアプリの設定ページのタブに戻ります。各利用規約を同意したことで、緑のチェックマークに変わっていれば「完了」ボタンをクリックして閉じます。

ピクセルについては、上の広告アカウント連携時に自動的に作成されて、連携されます。

「Ads Pixel for Shopify Facebook Ad」というピクセルが連携していれば、何もする必要はありません。
最後にビジネスマネージャを連携します。連携したいビジネスマネージャの「連携する」ボタンをクリックして連携します。

これで各Facebookアセットの連携は完了となります。

オーディエンス・高度なマッチング設定
さらにFacebook Marketingアプリの設定ページにて、オーディエンスの対象となる配信国、そして高度なマッチング設定を行います。
配信国は、広告を配信したい国を選択します。

高度なマッチングは最初からデフォルトで有効になっているので、そのままそっとしておきましょう。

Facebook利用規約に同意する
次に下記2つの利用規約への同意が必要です。
- セルフサービスの広告の利用規約
- 商品カタログの利用規約
各利用規約を確認した上で、「承諾する」をクリックします。

shopifyとFacebookカタログ同期開始
ここまでの設定が完了した段階で、Facebookカタログが作成され、shopify→Facebookへの商品データ同期が開始されます。下記のようなステータスになっていれば、正常に同期が完了しています。

Facebookカタログとピクセルを連携
最後にFacebookビジネスマネージャから、カタログマネージャへ移動して、同期したFacebookカタログとピクセルが連携できていることを確認しておきましょう。
Facebookビジネスマネージャ内のショートカットから「カタログマネージャ」をクリックします。

カタログマネージャでは管理者となっているカタログ一覧が表示されるので、該当のカタログを選択します。
今回のFacebook Marketingアプリが作成してshopifyと同期しているカタログは「Shopify Product Catalog」というカタログになります。こちらを選択します。


カタログを選択後、サイドバーのメニュー > 設定 > イベントデータソース をクリックします。
ここにイベントソースとして、先ほどFacebook Marketingアプリの設定画面で連携したピクセル名が表示されていればOKです。

もし万が一ピクセルが連携できてない場合は、右上の「リンクしてトラッキング」から該当のピクセルを追加して、カタログと連携させましょう。

Facebook広告キャンペーンの作成
これでFacebook広告を作成する準備は整いました!あとは、キャンペーンを作成して広告配信するのみです。
Facebook広告を配信するためには、
- キャンペーン
- 広告セット
- 広告
をそれぞれ作成することが必要です。
リターゲティングキャンペーン広告
リターゲティング広告は、すでにサイトに訪れたことのあるユーザーに対して、カタログに連携したピクセルのデータを元に、サイトでの購買行動をもとに関心の高い商品を使ったカタログ広告を配信することができます。
このように、細かいセグメントに対してより効果的なダイナミック広告の配信が可能です。

新規獲得キャンペーン広告
新規獲得用のキャンペーンは、まだサイトに訪れたことがないユーザーが対象です。なので、配信先のオーディエンスをどういったターゲットにするのかがキモになります。
よくあるオーディエンス例でいうと、「コンバージョンユーザーの類似ユーザー」です。
つまり、「これまでに購入してくれたことのある人に似てる人たち」をターゲットにすることです。多くの商材でこの「コンバージョンユーザーの類似ユーザー」は有効に働く事が多いようです。
Facebook広告の配信準備が完了
shopifyとFacebookの連携が完了して、キャンペーンを作成すれば広告の配信準備は完了です。
キャンペーンはFacebook側の審査もありますので、審査の時間も考えて早めに作成しておきましょう。審査時間は商品数にもよりますが、数時間以上かかる可能性もあります。
これであなたも、自力でFacebook広告の配信準備までできることでしょう!
他にも、shopifyに関する記事を書いてますのでぜひ関連記事もご覧ください。
また、「やっぱ見た感じめっちゃめんどくさそう!」「自分にはちょっと無理かも・・・」「わかるけど時間がないな・・・」ってかたは、弊社のサービスもぜひご検討ください。
それではあなたのshopifyサイトがFacebook広告でバカ売れすることを願っています!
